思い出ノートは、簡単な質問に答えていくことで、
⼈⽣を振り返ることができるノートです。
そして、書き終えたときには
⾃然に「⾃分史」ができ上がっています。
今、⼈⽣を振り返り整理することは、
⼈⽣100 年時代において、
新たな⽬標や⽬的を⾒つけることに役⽴ちます。
健康に、そしてアクティブな⼈⽣を過ごすために、
是非、「あなただけの軌跡」を記してみてください。
思い出ノートには「名前の由来は?」「どんなところに旅行しましたか?」「家庭の味と言えば?」など、簡単な100の質問が用意されています。 いずれも、思い出しながら記入するものなので、“答え”はあなた自身が知っているはずです。 すべての質問に答えを記入する必要はありませんので、気楽にノートを開いてみてください。
思い出ノートは、「⾃分史を書いてみたいけど、どうやって書けばいいかわからない」「⽂章が得意ではないので…」といった⽅々の悩みを解決するために考案されました。 質問に答えていくだけで、⾃然に⾃分史ができ上がる仕組みです。 つまり、誰でも簡単に⾃分史が書けるのです。 さあ、みさなんもチャレンジしてみてください。
思い出すきっかけや思い出される記憶は、人それぞれでしょう。 そのため、思い出ノートにはさまざまな仕掛けを用意しています。 たとえば、年表には重大ニュースや話題となったニュース、流行歌などが収録されていて、年表に合わせてご自身のニュースが書き込めるようになっています。 そのほかにも、住まいや旅行先から記憶を呼び覚ます白地図、思い出すためのキーワード、当時の話題を振り返るクイズなどが用意されています。
1つの事柄が頭に浮かんだら、それにつながった記憶を思い出してみましょう。楽しく遊んだ記憶から、昔の友人を思い出すかもしれません。 趣味で集めていたグッズが思い浮かべば、実家の部屋を整理したくなるかもしれません。 また、中には苦い思い出もあるかもしれませんが、それが人生にとって「どんな意味を持っていたのか」を考えるきっかけにもなるでしょう。 1つの思い出から別の記憶を呼び覚ます、これが脳の活性化に役立つのです。
思い出ノートの使い方
思い出ノート.JPでは、
ワークショップを実施しています。
公益財団法人 認知症予防財団の講師が訪問し、
思い出ノートの書き方、記憶の思い出し方、
文章の書き方、そして認知症予防の知識などを
レクチャーいたします。
これまでにも、数多くの企業、自治体、
社会福祉協議会などの団体、
老人クラブなどからの依頼により、開催しています。
3つの要素は、いずれも「健康寿命を延ばすために必要な行動」といわれています。
思い出ノートの利用促進やワークショップの開催は、健康な人を増やし、社会に貢献する事業なのです。
ワークショップ
参加者の年代比率
ワークショップ
参加者の男女比率
ワークショップ
について
思い出ノートについて
ワークショップの内容で良かったと思うこと
思い出ノートについて
1 | 30分 | 認知症についての説明 |
---|---|---|
2 | 30分 | 思い出ノートの使い方 |
3 | 10分 | 思い出し方 |
4 | 20分 | 文章作成 |
5 | 10分〜 | 実際にノートに記入していただきます。 |
一般的なワークショップは、休憩を含め約2時間の内容です。
開催時間については、ご希望の内容に合わせ変更も可能です。
思い出ノート.JPでは、
一緒にプロジェクトを推進していただく
企業や自治体、団体を募っています。
「独自のワークショップの開催」
「オリジナル思い出ノートの制作・配布」など、
社会貢献活動やその姿勢のアウトプット、
また、企業活動の顧客プロモーションのひとつとして、
ご活用ください。
思い出ノートは、2019年6月、厚生労働省・老人保健健康増進等事業に採択され、補助金を活用して調査研究を行いました。調査研究事業として江東区で一般高齢者100名、大阪府阪南市、群馬県伊勢崎市、青森県十和田市、神奈川県海老名市、東京都江戸川区の高齢者施設で実施。参加者の96%が60~80代で、「役に立った」と答えた方が88%を占めています。
思い出ノート利用者
年齢の分布
思い出ノート利用
満足度
思い出ノートは、認知症における非薬物療法である
「回想法」を意識して作られています。
回想法とは、昔を思い出し、話すこと、書くことで
脳を活性化させると同時に、人生を振り返り、
自己を再評価することによって
自尊心を向上させるというものです。
一度、半生の棚卸しをすることで、
新たな目的ややりがいを見つけることは
健康寿命を延ばすことにつながります。
団塊の世代が75歳になり
5人に1人が
後期高齢者に
認知症患者が700万人、
その予備軍(MCI)軽度認知障害が
600万人になると予測
医療給付費は
2018年の39.2兆円から
48.7兆円に
介護給付費は
2018年の10.7兆円から
15.3兆円に
1960年代にアメリカの精神科医であるロバート・バトラー博士が提唱しました。自分の過去を話す・書くことで精神を安定させ、認知機能の改善も期待できる心理療法です。自分の人生を見つめ直すきっかけとなり、日々の生活意欲を回復させることにもつながります。自己のアイデンティティや過去に得た「自信」の回復を促します。近年は認知症の「治療」よりも「予防法」として注目を集めています。
回想法のもっとも重要なのは「思い出すこと」。1つの事柄からは、場所、人の顔や名前、当時好きだったこと、持っていたグッズ、楽しかったことなど連想される記憶が呼び覚まされます。これにより、脳が活性化されるのです。
「手書き」は、指先を繊細に動かし、ひらがな、漢字、カタカナなどを書き分けることで、脳の働く箇所も異なるという研究結果が発表されています。また、文字を配置することで空間認識力を養うことができるとも考えられています。
参加者自身のことを話す機会を設けることもできます。話すことにより脳が活性化することはもちろん、参加者同士の仲間意識が芽生え、外出機会の創出、コミュニケーションの増加など、認知症予防における好循環を生み出します。